皆さんの農場で生産される畜産物。
安全な畜産物ですかと問われると、間違いなく安全な畜産物であると答えることでしょう。
なぜですかと問えば、事故報告を一度も受けていないし畜産物の事故報道もない。
だから、安全と言えるのです。
そう答えるのでしょうしそれが実情です。
安全な畜産物ですかと問われると、間違いなく安全な畜産物であると答えることでしょう。
なぜですかと問えば、事故報告を一度も受けていないし畜産物の事故報道もない。
だから、安全と言えるのです。
そう答えるのでしょうしそれが実情です。
では実際製品回収事例を見て見ましょう。
畜産物の場合
肉類では見ることはありません。
しかし、薬剤残存による県収去検査による回収は令和1年8月イソプロチオラン(農薬又は医薬品)による牛肉の製品回収がさいたま市であります。
多くは、加工品や味付け肉に関するもので、アレルゲンの不適切表示(欠落や誤表示)が見られます。
その他として、異物混入(20年3月豚スペアリブに硬質異物)や、品質不良(20年2月ウインナーの製品パック内に白濁がありネバツキが確認)があります。
また、加熱不良により健康被害の恐れがある焼き鳥(20年2月)もあります。
いずれも、原料が主因ではなく加工の段階又は販売先での問題がほとんどです。
畜産物の場合
肉類では見ることはありません。
しかし、薬剤残存による県収去検査による回収は令和1年8月イソプロチオラン(農薬又は医薬品)による牛肉の製品回収がさいたま市であります。
多くは、加工品や味付け肉に関するもので、アレルゲンの不適切表示(欠落や誤表示)が見られます。
その他として、異物混入(20年3月豚スペアリブに硬質異物)や、品質不良(20年2月ウインナーの製品パック内に白濁がありネバツキが確認)があります。
また、加熱不良により健康被害の恐れがある焼き鳥(20年2月)もあります。
いずれも、原料が主因ではなく加工の段階又は販売先での問題がほとんどです。
また、牛乳に関しては品質不良が年1,2回報告されます。
19年10月1リットル牛乳に衛生管理不備による異常(風味異常)があり、
20年5月には1リットル牛乳の品質不良を理由にした回収が行われています。(本件は詳細情報がまだ発表されていません)
19年10月1リットル牛乳に衛生管理不備による異常(風味異常)があり、
20年5月には1リットル牛乳の品質不良を理由にした回収が行われています。(本件は詳細情報がまだ発表されていません)
鶏卵は、残留農薬の検出事例が数年に1回報告されます。(過去は千葉県、埼玉県において発生)
また19年8月千葉県において品質劣化(腐敗卵)パック卵の回収が確認されており、鶏卵への信頼が揺らぐ事案が見られます。
その他、表示義務違反(指定重量に満たないパック卵の販売行為19年9月千葉県)があります。
本件は消費者より重さに満たない鶏卵が多くパック詰めしており問題とクレームがなされております。
(わざわざ卵1個を計量するとは、と思いましょうが消費者には様々な方がいます。表示物が重ね貼り付けしていれば、はがして不手際を確認したりと、製造者側の落ち度を興味本位で探す時代でもあります。だからこそ、正直であり続けること、一手間かけて努力を製品に入れる、あるいはわずかな手間を惜しまず製品にする等製造者側が意識をしっかり持つことが大事なのです。)
加工品では、20年4月群馬県で半熟味付け卵の加熱加工の失念(殺菌不良)があり、風味がおかしいという消費者からの苦情が発生し回収しています。
また19年8月千葉県において品質劣化(腐敗卵)パック卵の回収が確認されており、鶏卵への信頼が揺らぐ事案が見られます。
その他、表示義務違反(指定重量に満たないパック卵の販売行為19年9月千葉県)があります。
本件は消費者より重さに満たない鶏卵が多くパック詰めしており問題とクレームがなされております。
(わざわざ卵1個を計量するとは、と思いましょうが消費者には様々な方がいます。表示物が重ね貼り付けしていれば、はがして不手際を確認したりと、製造者側の落ち度を興味本位で探す時代でもあります。だからこそ、正直であり続けること、一手間かけて努力を製品に入れる、あるいはわずかな手間を惜しまず製品にする等製造者側が意識をしっかり持つことが大事なのです。)
加工品では、20年4月群馬県で半熟味付け卵の加熱加工の失念(殺菌不良)があり、風味がおかしいという消費者からの苦情が発生し回収しています。
さて、皆さんの畜種から農場に起因するのか、その先の加工者が起因するのかお分かりいただけると思います。
まず肉類ですが、生の状態で出荷される畜産物は多くはそのまま喫食することはありません。
つまり、家畜がそのまま食卓に登らず切り身になるまでに危害が排除されるため原料が主因で事故が発生することはない可能性が高いといえます。
しかし、枝肉の段階で異物、病気による変異等食用に不適格な部位は一部廃棄されます。
参考として平成22年埼玉県と畜場での豚一部廃棄は33.4%となります。動物愛護に関係する情報ではもっと高いのですが裏付けデータが確認できませんでしたので割愛します。
理由として、多くの伝染性疾病の定着、動物医療医薬品の残留があるとされます。
これらは、病気の予防のための衛生管理の向上が最も重要です。
衛生的に管理できれば病気が近寄らず結果医薬品の使用に依存しない体質が農場に生まれ、費用の削減や畜産物の生産量の上昇と品質の向上が期待できます。
これらは農場HACCPが最も効果的です。
まず肉類ですが、生の状態で出荷される畜産物は多くはそのまま喫食することはありません。
つまり、家畜がそのまま食卓に登らず切り身になるまでに危害が排除されるため原料が主因で事故が発生することはない可能性が高いといえます。
しかし、枝肉の段階で異物、病気による変異等食用に不適格な部位は一部廃棄されます。
参考として平成22年埼玉県と畜場での豚一部廃棄は33.4%となります。動物愛護に関係する情報ではもっと高いのですが裏付けデータが確認できませんでしたので割愛します。
理由として、多くの伝染性疾病の定着、動物医療医薬品の残留があるとされます。
これらは、病気の予防のための衛生管理の向上が最も重要です。
衛生的に管理できれば病気が近寄らず結果医薬品の使用に依存しない体質が農場に生まれ、費用の削減や畜産物の生産量の上昇と品質の向上が期待できます。
これらは農場HACCPが最も効果的です。
牛乳は生乳の保管過程での品質劣化もあり、必ずしも農場に起因しないとは断言できない状況です。
肉類は、と殺されるまでは品質が劣化しにくいと言えます。つまり出荷までの保管に品質が左右されにくいと言えます。
しかし、生乳は病原微生物の残存もありえますので速やかに殺菌を行い、直ちに冷却保持します。
このため農場では細菌の混入や増殖を防ぐために搾乳時の牛体汚染防止策、バルク等洗浄殺菌、乳房炎の発見と処置、バルク乳温の適正管理をされると思います。
農場HACCPではこのような重点管理点をCCPとして特別に管理を行い事故を未然に防ぎます。
このことで、生産農場での不適格を出荷しないシステムを構築しお客様(生乳加工者や消費者)に安心をお届けできます。
肉類は、と殺されるまでは品質が劣化しにくいと言えます。つまり出荷までの保管に品質が左右されにくいと言えます。
しかし、生乳は病原微生物の残存もありえますので速やかに殺菌を行い、直ちに冷却保持します。
このため農場では細菌の混入や増殖を防ぐために搾乳時の牛体汚染防止策、バルク等洗浄殺菌、乳房炎の発見と処置、バルク乳温の適正管理をされると思います。
農場HACCPではこのような重点管理点をCCPとして特別に管理を行い事故を未然に防ぎます。
このことで、生産農場での不適格を出荷しないシステムを構築しお客様(生乳加工者や消費者)に安心をお届けできます。
鶏卵は農場での腐敗卵出荷の可能性もあり中身が見えないないだけ万一の事故は甚大になります。
特に消費者が安価で食する卵は品質が第一の絶対条件ですが、先ほどの通り鶏卵の消費者クレームは少ないとは言えません。
その苦情も、品質クレームという最悪の事例から見えないが流通品検査から明らかになる薬剤残存、自農場でのパッキングの不適切まで一番苦情が起きやすいものです。
間に検査できるようなものが少ないのが主要因に見えますが、今の時代自社パッキングや加工は珍しい時代ではありません。
このため自社製品への強い安全安心を意識しないと、簡単に消費者からの苦情として現れます。
多くはこの点が十分に従事者等に浸透しないことによる事故として見ることが出来ます。
また取引先から一時的(多くは相当長い期間)な取引停止と製品回収が生じます。
中小が多い農場ですので製品回収費用の出費、信頼失墜による販路縮小による収入の著しい低下により市場から撤退というのも珍しくはありません。
また、品質事故でなくても鶏インフルエンザ罹患農場の再起が軌道に乗らず廃業という中規模農場もあります。(20年1月三重県)
星の数ほどある養鶏農場は代用が容易であり、結果市場シェアを失うと中々回復できないという現実があるようです。
そんな中でも、農場HACCPで防ぐことを徹底的に行う制度を活用することで、安全を提供し結果安心という信頼を得ることが出来ます。
それが鶏卵の付加価値ともいえます。
農場HACCPの普及しない誤った認識として、多くは製品の差別化でお金が多く手に入るという期待を込めている方もいると思います。
特に消費者が安価で食する卵は品質が第一の絶対条件ですが、先ほどの通り鶏卵の消費者クレームは少ないとは言えません。
その苦情も、品質クレームという最悪の事例から見えないが流通品検査から明らかになる薬剤残存、自農場でのパッキングの不適切まで一番苦情が起きやすいものです。
間に検査できるようなものが少ないのが主要因に見えますが、今の時代自社パッキングや加工は珍しい時代ではありません。
このため自社製品への強い安全安心を意識しないと、簡単に消費者からの苦情として現れます。
多くはこの点が十分に従事者等に浸透しないことによる事故として見ることが出来ます。
また取引先から一時的(多くは相当長い期間)な取引停止と製品回収が生じます。
中小が多い農場ですので製品回収費用の出費、信頼失墜による販路縮小による収入の著しい低下により市場から撤退というのも珍しくはありません。
また、品質事故でなくても鶏インフルエンザ罹患農場の再起が軌道に乗らず廃業という中規模農場もあります。(20年1月三重県)
星の数ほどある養鶏農場は代用が容易であり、結果市場シェアを失うと中々回復できないという現実があるようです。
そんな中でも、農場HACCPで防ぐことを徹底的に行う制度を活用することで、安全を提供し結果安心という信頼を得ることが出来ます。
それが鶏卵の付加価値ともいえます。
農場HACCPの普及しない誤った認識として、多くは製品の差別化でお金が多く手に入るという期待を込めている方もいると思います。
しかし、認証そのものには付加価値を生むことはありません。
だから利益ないものに投資はしないし、意義を感じないというコメントが多く寄せられます。
つまり1個100円のものが認証があることで明日から1000円になるということはないのです。
仮に1000円と値札を付け替えても購入する消費者はいません。
(ブログにも書きましたが同じ値段であれば認証品を購入するという意見が圧倒的に多い現実)
だから利益ないものに投資はしないし、意義を感じないというコメントが多く寄せられます。
つまり1個100円のものが認証があることで明日から1000円になるということはないのです。
仮に1000円と値札を付け替えても購入する消費者はいません。
(ブログにも書きましたが同じ値段であれば認証品を購入するという意見が圧倒的に多い現実)
では、なぜ認証を求めていくのでしょうか。
それは、自社製品の安全を第三者に客観的に証明してもらいそれが、購入者(バイヤー)に選んでもらうということで自社製品の優位性を求めるのです。
また、自社製品の品質をある程度保証できるくらいの安全性システムのもと生産されていますので、先ほどお話した自社製品の回収事案に該当するような事例は回避できるはずです。
このことで、自社製品が代用品に置き換わる必要もないのです。
これが、商品安全の付加価値であり、安全性向上の畜産物といえるのです。
今の時代安全は当たり前であり必須事項です。
安全から逸脱して信用低下になったのちの事例は多くの報道の通り大変険しい信頼回復となります。
それは、代用品に置き換わることで納入先は基本困らないと言えるからです。
だから、一から営業をすることと言える同じくらい大変なことなのです。
ですから、信用回復は言葉以上に重く辛く大変なことなのです。
本年よりHACCP義務化とよばれる食品工場や製造事業者のHACCPシステムを取り入れる制度が始まります。(小規模飲食店は次回営業許可更新日から適用)
原料から安全なものを取り入れたい購入者は、今までと違い何らかの認証等安全の証明があるものを積極的に取り入れたいと考えています。
多くは、今の納品元に認証等安全を説明できるよう求めていますが、すべての事業者が満たせるかはわかりません。
であれば、認証があることで原料への不安を打ち消すことが出来るこの制度を積極的に活用したいと考えるのは自然の流れです。
様子見は大事ですがただ見ているだけでは何も変わりません。
偶然性の安全に期待するより、システム的に安全と言えるものを積極的に取り入れてはいかがでしょうか。
それは、自社製品の安全を第三者に客観的に証明してもらいそれが、購入者(バイヤー)に選んでもらうということで自社製品の優位性を求めるのです。
また、自社製品の品質をある程度保証できるくらいの安全性システムのもと生産されていますので、先ほどお話した自社製品の回収事案に該当するような事例は回避できるはずです。
このことで、自社製品が代用品に置き換わる必要もないのです。
これが、商品安全の付加価値であり、安全性向上の畜産物といえるのです。
今の時代安全は当たり前であり必須事項です。
安全から逸脱して信用低下になったのちの事例は多くの報道の通り大変険しい信頼回復となります。
それは、代用品に置き換わることで納入先は基本困らないと言えるからです。
だから、一から営業をすることと言える同じくらい大変なことなのです。
ですから、信用回復は言葉以上に重く辛く大変なことなのです。
本年よりHACCP義務化とよばれる食品工場や製造事業者のHACCPシステムを取り入れる制度が始まります。(小規模飲食店は次回営業許可更新日から適用)
原料から安全なものを取り入れたい購入者は、今までと違い何らかの認証等安全の証明があるものを積極的に取り入れたいと考えています。
多くは、今の納品元に認証等安全を説明できるよう求めていますが、すべての事業者が満たせるかはわかりません。
であれば、認証があることで原料への不安を打ち消すことが出来るこの制度を積極的に活用したいと考えるのは自然の流れです。
様子見は大事ですがただ見ているだけでは何も変わりません。
偶然性の安全に期待するより、システム的に安全と言えるものを積極的に取り入れてはいかがでしょうか。
最後に5月1日時点での農場HACCP認証農場数をお伝えします。
認証農場数292農場(中央畜産会認証)
うち、牛(肉)68農場
牛(乳)33農場
豚110農場
鶏(採卵鶏)64農場
鶏(肉)14
となります。
認証農場数292農場(中央畜産会認証)
うち、牛(肉)68農場
牛(乳)33農場
豚110農場
鶏(採卵鶏)64農場
鶏(肉)14
となります。
皆さんの周りにも認証農場があるかもしれません。
多くの農場は次のステージに向け進んでいます。
繰り返しますが、偶然は明日も安全とはいえません。
季節要因(採卵鶏では夏)によっては去年は大丈夫だったが、本年も大丈夫なのか。
それは季節が終わってから分かります。
しかし、不運にも事故が発生した場合様子見の代償はとても大きいかもしれません。
従業員教育にも貢献できるこの認証制度は今後も増えていくと感じます。
その波に乗るのか、乗らないのかは経営者である皆さんが決めることができる唯一の選択権利です。
私たちは、より良い畜産農場を1つでも多く送り出すために努力をしております。
どうか安全は偶然で成り立つものでないということをお分かりいただければと思います。
ぜひその認証どのように進めるのか、費用はどうなのか。そんな疑問をまとめていますのでご覧ください。
また、費用をかけずに構築する方法もまとめていますのでご参考になさってください。
多くの農場は次のステージに向け進んでいます。
繰り返しますが、偶然は明日も安全とはいえません。
季節要因(採卵鶏では夏)によっては去年は大丈夫だったが、本年も大丈夫なのか。
それは季節が終わってから分かります。
しかし、不運にも事故が発生した場合様子見の代償はとても大きいかもしれません。
従業員教育にも貢献できるこの認証制度は今後も増えていくと感じます。
その波に乗るのか、乗らないのかは経営者である皆さんが決めることができる唯一の選択権利です。
私たちは、より良い畜産農場を1つでも多く送り出すために努力をしております。
どうか安全は偶然で成り立つものでないということをお分かりいただければと思います。
ぜひその認証どのように進めるのか、費用はどうなのか。そんな疑問をまとめていますのでご覧ください。
また、費用をかけずに構築する方法もまとめていますのでご参考になさってください。